ゴマすりガールと会長さま
認めてもらいたい! 第4話
「待ってください!私が保科さんとですか!?」
「うん、そうだよ」
確かに、びっくりしたけど、そんなに嫌がられるって思わなかったな〜
「君たちが仲良くなるいい機会だしね」
「……分かりました。」
渋々、納得した様子の雨乃さん。
「私たちの仕事を手伝ってもらってありがとうございます!みんな体調不良で休んでて……」
「いえ、困った時は生徒会に頼ってください。」
雨乃さん、私には冷たいけど、仕事も出来るし、頼りになるんだよね〜。
こんなにたくさんの花に二人で水やりは大変だよね。
「では、始めましょうか。」
そうして、私たちの栽培が始まった。
「あの、これってどうやるんですか?」
「あ、ちょっと待っててください……」
忙しそうだな。私も別の栽培しようかな……
私が、立ち上がって移動しようとすると、ゆっくりと雨乃さん隣に座った。
「なにしてるの?」
「雨乃さん……やり方が分からなくて」
「しょうがないわね。私が教えてあげるから」
え?私に教えてくれるって……私と関わりなくないんじゃ……?
「勘違いしないでちょうだい。認めたわけじゃないから!ただ、あなたの頑張りを認めてない訳ではないわ」
そう言って、そっぽを向いた雨乃さん。
でも……認めてもらえる可能性がなくはないってことだよね!頑張らなきゃ!
「ありがとうございます!」
「保科さん!遅くなってすみません……って
ふふっ、雨乃さんが教えていたんですね。」
「最初は、二人に距離があったけれど、仲良くしていてなによりです!」
二人の栽培委員会の人達がにっこりと私たちを見て微笑んでいたのを私は気付かなかった。
「雨乃さんっ!教えてくれてありがとうございました!おかげで私でもきれいに出来ました。」
私が笑顔でお礼を言うと、雨乃さんは落ち着いた様子で言った。
「別に、あなたが頑張っただけで私はなにもしていません」
雨乃さん、私のこと認めていないって言ってたけど無視したり、私の頑張りを否定してこないし、むしろ教えてくれるときはとても優しかった。
「雨乃さん、保科さん!私たちの仕事を手伝ってくれてありがとうございました!」
「おかげで花壇がとてもきれいになりました!」
こうやって、私がお手伝いをした時のみんなの笑顔やお礼を言われるの好きだな〜!
「また、手伝いが必要な時は言ってくださいね」
「「はいっ!ありがとうございました!」」
私と雨乃さんで仕事が終わって生徒会室に向かっていると、ある噂話が聞こえてきた。
「ねぇ見た〜!?」
「なにを?」
「鳥塚様と花園様が、二人で仕事していたんですよ!とてもお似合いだったわ!」
「え〜でも、あの二人ってすでに付き合ってるのでは〜?あんなにもお似合いなんですし……」
会長と姫香さん、優しくて完璧でお似合いなのはわかるけど、付き合ってる……?
あれ……?なんで、胸がこんなにもチクチク
するんだろう。
「あの保科さん、大丈夫かしら?あなた、さっきから顔色が悪いわよ。」
顔色が悪い?そんなはず……ないよ。
「あ、大丈夫です!心配しないでください。それと私、用事を思い出したので、報告は雨乃さん一人で行ってもらえますか?」
「え、ええ、分かったわ。気を付けて戻って
ちょうだいね。」
私は、自分のこの感情が何か分からないまま家に帰った。
玲奈視点
「あ、雨乃さん……やり方が分からなくて」
あっちの二人が忙しいから聞けないのね。
でも、てっきり誰かが目当てで生徒会に入ったと思ったのに、頑張るわね。
「もう、しょうがないわね。代わりに私が教えてあげるから」
保科さんは私が冷たくしたにも関わらず、笑顔で私の指示に従ってくれた。そして、仕事も最後まで諦めずに頑張っていた。
「なるほど〜!分かりましたっ。ありがとうございます!」
一度言ったこともしっかりとこなした。
この子、悪い子じゃないわね。私、この子の事、少し誤解してたかも。
そして、仕事が終わり、報告をしに行く途中で保科さんは、顔色が悪くなった。
「あの保科さん、大丈夫かしら?あなた、さっきから顔色が悪いわよ。」
私が、顔を覗き込むと、慌てて目を逸らした。
「あ、大丈夫です!心配しないでください。それと私、用事を思い出したので、報告は雨乃さん一人で行ってもらえますか?」
「え、ええ、分かったわ。気を付けて帰って
ちょうだいね。」
保科さん、さっきまで大丈夫そうだったのに、明らかに様子がおかしかった。用事はほんとにあったのかもしれないけど……
考え事をしていたら、あっという間に着き、私は、ノックをしてから会長室に入った。
「失礼します。会長、報告に参りました。」
「ああ、ご苦労さま……ってあれ?一人かい?」
「はい。なんか用事があるとかで……」
私がそう答えると、会長は、少し残念そうな顔をしたが、気のせいだと思うくらいすぐに元の表情に戻った。
そういえば、保科さんが帰るって言い出した時、会長と姫香の話の時だったわ。もしかして、会長のことが……でも、最初から会長目当てで入ったわけではなさそうだった。それに見間違いかもしれないけど、会長があんな顔をするなんて。二人の距離が縮まってる気が……
けれど、会長はモテるから……
「会長、罪な人ですね。」
「……なにが?」
会長はなんのことか、分かっていなさそうだった。ホント、天然人たらしで罪な人。
「いえ、何でもないです。それでは失礼します」
「うん……?」
私は、なぜか、保科さんのことを応援したくなってしまった。どうやってこれから、会長と距離を縮めるのか、楽しみね。
頑張ってください。保科さんっ
ああ、もうなんなの!この感情っ!
私がご飯食べても、テレビ観ても、全然消えないじゃん!
それに、なんだかすごく気になるよ。会長と姫香さんの関係が……。それと、今までなったことのない感情。知りたいよ、なんでこんな気持ちになるのか……。
認めてもらいたい! 第4話
「待ってください!私が保科さんとですか!?」
「うん、そうだよ」
確かに、びっくりしたけど、そんなに嫌がられるって思わなかったな〜
「君たちが仲良くなるいい機会だしね」
「……分かりました。」
渋々、納得した様子の雨乃さん。
「私たちの仕事を手伝ってもらってありがとうございます!みんな体調不良で休んでて……」
「いえ、困った時は生徒会に頼ってください。」
雨乃さん、私には冷たいけど、仕事も出来るし、頼りになるんだよね〜。
こんなにたくさんの花に二人で水やりは大変だよね。
「では、始めましょうか。」
そうして、私たちの栽培が始まった。
「あの、これってどうやるんですか?」
「あ、ちょっと待っててください……」
忙しそうだな。私も別の栽培しようかな……
私が、立ち上がって移動しようとすると、ゆっくりと雨乃さん隣に座った。
「なにしてるの?」
「雨乃さん……やり方が分からなくて」
「しょうがないわね。私が教えてあげるから」
え?私に教えてくれるって……私と関わりなくないんじゃ……?
「勘違いしないでちょうだい。認めたわけじゃないから!ただ、あなたの頑張りを認めてない訳ではないわ」
そう言って、そっぽを向いた雨乃さん。
でも……認めてもらえる可能性がなくはないってことだよね!頑張らなきゃ!
「ありがとうございます!」
「保科さん!遅くなってすみません……って
ふふっ、雨乃さんが教えていたんですね。」
「最初は、二人に距離があったけれど、仲良くしていてなによりです!」
二人の栽培委員会の人達がにっこりと私たちを見て微笑んでいたのを私は気付かなかった。
「雨乃さんっ!教えてくれてありがとうございました!おかげで私でもきれいに出来ました。」
私が笑顔でお礼を言うと、雨乃さんは落ち着いた様子で言った。
「別に、あなたが頑張っただけで私はなにもしていません」
雨乃さん、私のこと認めていないって言ってたけど無視したり、私の頑張りを否定してこないし、むしろ教えてくれるときはとても優しかった。
「雨乃さん、保科さん!私たちの仕事を手伝ってくれてありがとうございました!」
「おかげで花壇がとてもきれいになりました!」
こうやって、私がお手伝いをした時のみんなの笑顔やお礼を言われるの好きだな〜!
「また、手伝いが必要な時は言ってくださいね」
「「はいっ!ありがとうございました!」」
私と雨乃さんで仕事が終わって生徒会室に向かっていると、ある噂話が聞こえてきた。
「ねぇ見た〜!?」
「なにを?」
「鳥塚様と花園様が、二人で仕事していたんですよ!とてもお似合いだったわ!」
「え〜でも、あの二人ってすでに付き合ってるのでは〜?あんなにもお似合いなんですし……」
会長と姫香さん、優しくて完璧でお似合いなのはわかるけど、付き合ってる……?
あれ……?なんで、胸がこんなにもチクチク
するんだろう。
「あの保科さん、大丈夫かしら?あなた、さっきから顔色が悪いわよ。」
顔色が悪い?そんなはず……ないよ。
「あ、大丈夫です!心配しないでください。それと私、用事を思い出したので、報告は雨乃さん一人で行ってもらえますか?」
「え、ええ、分かったわ。気を付けて戻って
ちょうだいね。」
私は、自分のこの感情が何か分からないまま家に帰った。
玲奈視点
「あ、雨乃さん……やり方が分からなくて」
あっちの二人が忙しいから聞けないのね。
でも、てっきり誰かが目当てで生徒会に入ったと思ったのに、頑張るわね。
「もう、しょうがないわね。代わりに私が教えてあげるから」
保科さんは私が冷たくしたにも関わらず、笑顔で私の指示に従ってくれた。そして、仕事も最後まで諦めずに頑張っていた。
「なるほど〜!分かりましたっ。ありがとうございます!」
一度言ったこともしっかりとこなした。
この子、悪い子じゃないわね。私、この子の事、少し誤解してたかも。
そして、仕事が終わり、報告をしに行く途中で保科さんは、顔色が悪くなった。
「あの保科さん、大丈夫かしら?あなた、さっきから顔色が悪いわよ。」
私が、顔を覗き込むと、慌てて目を逸らした。
「あ、大丈夫です!心配しないでください。それと私、用事を思い出したので、報告は雨乃さん一人で行ってもらえますか?」
「え、ええ、分かったわ。気を付けて帰って
ちょうだいね。」
保科さん、さっきまで大丈夫そうだったのに、明らかに様子がおかしかった。用事はほんとにあったのかもしれないけど……
考え事をしていたら、あっという間に着き、私は、ノックをしてから会長室に入った。
「失礼します。会長、報告に参りました。」
「ああ、ご苦労さま……ってあれ?一人かい?」
「はい。なんか用事があるとかで……」
私がそう答えると、会長は、少し残念そうな顔をしたが、気のせいだと思うくらいすぐに元の表情に戻った。
そういえば、保科さんが帰るって言い出した時、会長と姫香の話の時だったわ。もしかして、会長のことが……でも、最初から会長目当てで入ったわけではなさそうだった。それに見間違いかもしれないけど、会長があんな顔をするなんて。二人の距離が縮まってる気が……
けれど、会長はモテるから……
「会長、罪な人ですね。」
「……なにが?」
会長はなんのことか、分かっていなさそうだった。ホント、天然人たらしで罪な人。
「いえ、何でもないです。それでは失礼します」
「うん……?」
私は、なぜか、保科さんのことを応援したくなってしまった。どうやってこれから、会長と距離を縮めるのか、楽しみね。
頑張ってください。保科さんっ
ああ、もうなんなの!この感情っ!
私がご飯食べても、テレビ観ても、全然消えないじゃん!
それに、なんだかすごく気になるよ。会長と姫香さんの関係が……。それと、今までなったことのない感情。知りたいよ、なんでこんな気持ちになるのか……。
