ゴマすりガールと会長さま
生徒会長との出会い 第1話
「これでお願いします!」
「はい、まいどあり〜」
私、保科 梨々衣は今……商売をしています!
なんの商売かと言うと、学園での生徒の問題。
例えば……好きな人との仲を取り持ったり、告白代行など色々。まあ、この商売をやっていて感謝されることはもちろん、恨まれたりすることも、少なくはない。私の事を恨んでる人から地味な嫌がらせを受けたりするわけでなく、正々堂々と向かってやってくるから、よく呼び出されたりする。
「ちょっと!あんた」
ほら来た。呼び出し面倒なんだよね〜。
「はい、私の事を恨んでる人ですよね。場所を
移動……」
私が言いかけた時、パシッという音と共に頬を叩かれた。
「……」
あちゃ〜、これ、結構腫れてそうだな〜
「……あんたのせいで私、大好きな彼と別れたちゃったじゃない!どうしてくれるのよ!」
この人は確か……前に商売した人の彼女だったよな。好きな子が出来たから今の彼女と別れて振り向いてもらいたいって言ってたから垢抜けさせただけで、この人は、もともと振られる運命だったのに……あーあ、せっかく私の顔がぁ
「それは、私のせいじゃ……」
私が言いかけた時だった。
「はい、ストーップ」
突然、現れた人が私たちのケンカ……っていうより揉めごとの仲裁に入った。
「か、会長!?」
その声に続くようにあちこちからキャーという歓声……的なのが聞こえた。そう、この学園は選ばれた人しか入学ができない。その中でも超エリートな人や良い個性を持った人が生徒会に入れる。だから、憧れの存在なのだ。
「会長、こ、これは……」
相手の女の子はすごく動揺しているが、私は何とも思わなかった。私は叩いてないし……ね
「君、校内での揉めごと……減点ね〜。あと……
そこのゴマすりガール」
ご、ゴマすりガールだと〜!ただみんなの悩みを解決するヒーロー商売なのに……!
「失礼ですが、私はゴマすりガールじゃ……」
「うん、ゴマすりガールも勝手に商売してたから減点ね。」
「げ、減点〜!?」
商売が出来なくなっちゃうかも!それだけは、絶対に避けなきゃ!
「あの!減点って……」
「ゴマすりガール、保健室行くよ」
そう言って私の手を引っ張った。
「ちょ、ちょっと!」
「……なに?」
「保健室なんて行く必要な……」
「なんで?頬が腫れてるじゃん」
そう言って、優しく私の頬を撫でた会長さん
「それくらい別に……」
「ダメだよ。校内で起きたケンカにすぐ気づけなかったんだ、見てなかった俺の責任だよ。ほら手当てしにいくよ。」
その一言でこの人がどれだけ学校を思っていてすごい会長かよく伝わってきた。
「……はい。」
なんなの。さっきまで私の事をゴマすりガールとか言ってきたのに、急に優しくなっちゃって
「俺が手当てしてもいい?」
会長の言葉に私はコクリと頷いた。
そうだ!商売の件、説得しなきゃ!
「あ、あの!商売のことなんですけど……」
「商売……?ああ、なに言われても減点は減点だからね。」
私の頬に絆創膏を貼りながら言った。
「減点でもいいです!でも、商売を禁止にはしないでください!」
「なんで?」
だって、商売は……
「商売をやってると、みんなに頼られたり、 お礼を言われたりして、ああ自分、必要とされてるなって感じるんです!だから禁止にしないでください!お願いします」
私が全力で頭を下げると会長は少し考えた後にこう言った。
「……じゃあ、こうしようよ。君が生徒会に入って商売をするんだ。それなら正式に商売をやっても文句は言わないよ。」
わ、私が生徒会に……!?
「……ってことがあってさ〜」
「え!?叩かれたんスか!商売を止める気はないっスけど、あまり無茶はしないでくださいよ」
私の心配をしてくれてるこの子は、私の友達の葵 日奈ちゃん。私の商売をしてる姿に憧れていて……今じゃ親友に!
「それで生徒会に立候補するんスか?」
「うん、商売したいし」
「ていうか、梨々衣さんのは商売……っていうより何でも屋じゃないッスか!」
ぐぬぅ、日奈ちゃん痛いとこついてくるな〜
「あれ〜梨々衣、生徒会入んの?」
「涼介!」
こいつは、小さい時から家が近所であり、幼馴染の五十嵐 涼介。
「お前が生徒会に入ったらこの学校は終わるな」
冗談なのか本心なのか分からない言葉を言う涼介を私はジッと睨んだ。
「はぁ〜!?そんなわけないでしょ!余計なお世話だよ!」
こいつはほんとに昔っから嫌味しか言ってこないんだから〜!ウザすぎ!
「それでほんとに入んの?」
「うん、だってそれしか商売する方法がないんだもん。しょうがないじゃん」
「お前がそれでいいなら止めねぇけどよ。気をつけろよ……」
「涼介……」
私のこと、珍しく心配して……
「生徒会に迷惑かけないようにな〜」
笑いながら言ってきた涼介。
「涼介〜!」
私はイラッとして逃げ回る涼介を追いかけた。
「あ〜あ、あの二人またやってるっスよ」
「でも、意外とお似合いじゃない?あの二人」
「そーすか?」
私は知らなかった。涼介とお似合いだと陰で噂をされていることに……
私は一歩を踏み出し、生徒会室の扉を開く
そっと入り、緊張しながら言った。
「失礼します……あ、あの!」
「ん〜?」
「あの、私……生徒会に入りたいです!」
勇気を出して生徒会長に話を切り出した。
「ほんとに?」
「あ、はい」
「じゃあ、今日から生徒会の一員ね。君には生徒会の何でも屋として学校のみんなの助けになってもらおうかな?」
え、それで終わり?なんか集会開いたり、投票したりとかないの!?
「あの〜、これで終わりですか?」
「うん、そうだよ」
「こんなあっさり!?」
「うん、君、面白いし。」
生徒会長、軽っ!私は未だに生徒会に入ったってことの実感が湧かなかった。
だって、こんなあっさりだよ!生徒会って学校の大事な役目じゃないの!?
「なんか、納得いってなさそうだね。」
私はコクリと頷いた。
「せっかく、またいつもの……なんだっけ?あ、商売が出来るのに、そして生徒会にも入れる
一石二鳥じゃない?」
「たしかに……?」
「ふふっ、でしょ。じゃあ、この話は終わり。それで、さっそくだけど生徒会のみんなに挨拶しよ」
「挨拶……?」
「うん、仲間になるみんなに」
……ああ!?そっか、生徒会に入ってはい終わりだと思ってた!どうしよう、心の準備がぁ!
「みんな、今日から生徒会のメンバーのゴマすりガール」
「保科 梨々衣です」
私はもう諦めたように会長の言ったゴマすりガールを無視して自己紹介をした。けれど、誰も何も言わない状況だ。気まずい。
そんな中で、一人のふわふわとした声が生徒会室に響いた。
「わあ!新しい仲間なんて嬉しいです〜!」
そう言ってその人は、近付いてきてからじっと見つめ、私のことを抱きしめた。
歓迎してくれて……る?
私はこの状況の何もかもが理解できなかった。
「あ、自己紹介しなきゃですよね。私は、花園姫香です。仲良くしてください!」
とてもふわふわとした口調で雰囲気からして優しい人だった。
「あ、あれ?ほら皆さんも挨拶を」
次に口を開いたのは、爽やかな感じの男の人。
「そうだね。ぼくは、水瀬 海。生徒会の副会長をやってるよ。ちなみに会長……悠とは幼馴染」
幼馴染!会長と……。
次々と挨拶をしていく中で一人の方が、私を見て嫌そうな顔をして言った。
「こんなやつに挨拶なんて、必要かよ。」
私のこと、生徒会だって認めてなさそう。そりゃそうだよね。急に入ったんだもん、今までの人に新しく加わるのが嫌な人だっているよね
この沈黙の中で、一人の女の子が口を開いた
「確かにぽっと出の子が生徒会に入るのは嫌よ。だから、あなたが生徒会でどう役に立つのかを見てみようじゃない。」
そうだよね!商売のためにも私の価値を証明してみせる!
「分かりました!」
「私は、雨乃 玲奈よ。生徒会庶務」
短い挨拶だったけれど自己紹介をしてくれたから良し!
「僕は、日向 颯。よろしくお願いします」
なんか絶妙に距離を置かれているような……
まぁ、いっか。
最後は、あの生意気な奴だけだけど……別に
自己紹介されなくてもいいや。
私が諦めていると、姫香さんが言った。
「あの、春くん。挨拶はちゃんとしよう……ね」
「分かりました」
あれ〜?なんか顔赤いし、素直に言うことを聞いてる?もしかして、姫香さんのこと……
「名前は空風 春。以上」
短っ!まぁ、いいけど。
「これで、自己紹介は終わりかな?じゃあ、みんな生徒会の仕事、頑張ってね。」
会長からの一言の後、私たちはすぐに解散をした。
はぁ、なんか疲れた〜!堅苦しい挨拶は苦手だし、簡単な挨拶する人ばっかりでよかったかもしれないな。
でも、認められるように頑張らなきゃ!すべては商売のために!
「元気だね。ゴマすりガールっ」
声の方を見てみると、そこには笑っている会長がいた。
「はい、元気ですけど?」
なにも言ってないのに、なんで分かるんだろ?まさか……
「こ、声に出てました……?」
嫌な予感がした。出来ることなら違っててほしい私の予感が……
「うん、すっごく元気だな〜って」
くすくすと笑っている会長。
「うう、最悪〜!ていうか、会長はなぜここに」
「ああ、さっそくだけど、君にしてほしいことがあってね……」
そう言って、会長はニコッと笑った。
「してほしいこと……?」
生徒会長との出会い 第1話
「これでお願いします!」
「はい、まいどあり〜」
私、保科 梨々衣は今……商売をしています!
なんの商売かと言うと、学園での生徒の問題。
例えば……好きな人との仲を取り持ったり、告白代行など色々。まあ、この商売をやっていて感謝されることはもちろん、恨まれたりすることも、少なくはない。私の事を恨んでる人から地味な嫌がらせを受けたりするわけでなく、正々堂々と向かってやってくるから、よく呼び出されたりする。
「ちょっと!あんた」
ほら来た。呼び出し面倒なんだよね〜。
「はい、私の事を恨んでる人ですよね。場所を
移動……」
私が言いかけた時、パシッという音と共に頬を叩かれた。
「……」
あちゃ〜、これ、結構腫れてそうだな〜
「……あんたのせいで私、大好きな彼と別れたちゃったじゃない!どうしてくれるのよ!」
この人は確か……前に商売した人の彼女だったよな。好きな子が出来たから今の彼女と別れて振り向いてもらいたいって言ってたから垢抜けさせただけで、この人は、もともと振られる運命だったのに……あーあ、せっかく私の顔がぁ
「それは、私のせいじゃ……」
私が言いかけた時だった。
「はい、ストーップ」
突然、現れた人が私たちのケンカ……っていうより揉めごとの仲裁に入った。
「か、会長!?」
その声に続くようにあちこちからキャーという歓声……的なのが聞こえた。そう、この学園は選ばれた人しか入学ができない。その中でも超エリートな人や良い個性を持った人が生徒会に入れる。だから、憧れの存在なのだ。
「会長、こ、これは……」
相手の女の子はすごく動揺しているが、私は何とも思わなかった。私は叩いてないし……ね
「君、校内での揉めごと……減点ね〜。あと……
そこのゴマすりガール」
ご、ゴマすりガールだと〜!ただみんなの悩みを解決するヒーロー商売なのに……!
「失礼ですが、私はゴマすりガールじゃ……」
「うん、ゴマすりガールも勝手に商売してたから減点ね。」
「げ、減点〜!?」
商売が出来なくなっちゃうかも!それだけは、絶対に避けなきゃ!
「あの!減点って……」
「ゴマすりガール、保健室行くよ」
そう言って私の手を引っ張った。
「ちょ、ちょっと!」
「……なに?」
「保健室なんて行く必要な……」
「なんで?頬が腫れてるじゃん」
そう言って、優しく私の頬を撫でた会長さん
「それくらい別に……」
「ダメだよ。校内で起きたケンカにすぐ気づけなかったんだ、見てなかった俺の責任だよ。ほら手当てしにいくよ。」
その一言でこの人がどれだけ学校を思っていてすごい会長かよく伝わってきた。
「……はい。」
なんなの。さっきまで私の事をゴマすりガールとか言ってきたのに、急に優しくなっちゃって
「俺が手当てしてもいい?」
会長の言葉に私はコクリと頷いた。
そうだ!商売の件、説得しなきゃ!
「あ、あの!商売のことなんですけど……」
「商売……?ああ、なに言われても減点は減点だからね。」
私の頬に絆創膏を貼りながら言った。
「減点でもいいです!でも、商売を禁止にはしないでください!」
「なんで?」
だって、商売は……
「商売をやってると、みんなに頼られたり、 お礼を言われたりして、ああ自分、必要とされてるなって感じるんです!だから禁止にしないでください!お願いします」
私が全力で頭を下げると会長は少し考えた後にこう言った。
「……じゃあ、こうしようよ。君が生徒会に入って商売をするんだ。それなら正式に商売をやっても文句は言わないよ。」
わ、私が生徒会に……!?
「……ってことがあってさ〜」
「え!?叩かれたんスか!商売を止める気はないっスけど、あまり無茶はしないでくださいよ」
私の心配をしてくれてるこの子は、私の友達の葵 日奈ちゃん。私の商売をしてる姿に憧れていて……今じゃ親友に!
「それで生徒会に立候補するんスか?」
「うん、商売したいし」
「ていうか、梨々衣さんのは商売……っていうより何でも屋じゃないッスか!」
ぐぬぅ、日奈ちゃん痛いとこついてくるな〜
「あれ〜梨々衣、生徒会入んの?」
「涼介!」
こいつは、小さい時から家が近所であり、幼馴染の五十嵐 涼介。
「お前が生徒会に入ったらこの学校は終わるな」
冗談なのか本心なのか分からない言葉を言う涼介を私はジッと睨んだ。
「はぁ〜!?そんなわけないでしょ!余計なお世話だよ!」
こいつはほんとに昔っから嫌味しか言ってこないんだから〜!ウザすぎ!
「それでほんとに入んの?」
「うん、だってそれしか商売する方法がないんだもん。しょうがないじゃん」
「お前がそれでいいなら止めねぇけどよ。気をつけろよ……」
「涼介……」
私のこと、珍しく心配して……
「生徒会に迷惑かけないようにな〜」
笑いながら言ってきた涼介。
「涼介〜!」
私はイラッとして逃げ回る涼介を追いかけた。
「あ〜あ、あの二人またやってるっスよ」
「でも、意外とお似合いじゃない?あの二人」
「そーすか?」
私は知らなかった。涼介とお似合いだと陰で噂をされていることに……
私は一歩を踏み出し、生徒会室の扉を開く
そっと入り、緊張しながら言った。
「失礼します……あ、あの!」
「ん〜?」
「あの、私……生徒会に入りたいです!」
勇気を出して生徒会長に話を切り出した。
「ほんとに?」
「あ、はい」
「じゃあ、今日から生徒会の一員ね。君には生徒会の何でも屋として学校のみんなの助けになってもらおうかな?」
え、それで終わり?なんか集会開いたり、投票したりとかないの!?
「あの〜、これで終わりですか?」
「うん、そうだよ」
「こんなあっさり!?」
「うん、君、面白いし。」
生徒会長、軽っ!私は未だに生徒会に入ったってことの実感が湧かなかった。
だって、こんなあっさりだよ!生徒会って学校の大事な役目じゃないの!?
「なんか、納得いってなさそうだね。」
私はコクリと頷いた。
「せっかく、またいつもの……なんだっけ?あ、商売が出来るのに、そして生徒会にも入れる
一石二鳥じゃない?」
「たしかに……?」
「ふふっ、でしょ。じゃあ、この話は終わり。それで、さっそくだけど生徒会のみんなに挨拶しよ」
「挨拶……?」
「うん、仲間になるみんなに」
……ああ!?そっか、生徒会に入ってはい終わりだと思ってた!どうしよう、心の準備がぁ!
「みんな、今日から生徒会のメンバーのゴマすりガール」
「保科 梨々衣です」
私はもう諦めたように会長の言ったゴマすりガールを無視して自己紹介をした。けれど、誰も何も言わない状況だ。気まずい。
そんな中で、一人のふわふわとした声が生徒会室に響いた。
「わあ!新しい仲間なんて嬉しいです〜!」
そう言ってその人は、近付いてきてからじっと見つめ、私のことを抱きしめた。
歓迎してくれて……る?
私はこの状況の何もかもが理解できなかった。
「あ、自己紹介しなきゃですよね。私は、花園姫香です。仲良くしてください!」
とてもふわふわとした口調で雰囲気からして優しい人だった。
「あ、あれ?ほら皆さんも挨拶を」
次に口を開いたのは、爽やかな感じの男の人。
「そうだね。ぼくは、水瀬 海。生徒会の副会長をやってるよ。ちなみに会長……悠とは幼馴染」
幼馴染!会長と……。
次々と挨拶をしていく中で一人の方が、私を見て嫌そうな顔をして言った。
「こんなやつに挨拶なんて、必要かよ。」
私のこと、生徒会だって認めてなさそう。そりゃそうだよね。急に入ったんだもん、今までの人に新しく加わるのが嫌な人だっているよね
この沈黙の中で、一人の女の子が口を開いた
「確かにぽっと出の子が生徒会に入るのは嫌よ。だから、あなたが生徒会でどう役に立つのかを見てみようじゃない。」
そうだよね!商売のためにも私の価値を証明してみせる!
「分かりました!」
「私は、雨乃 玲奈よ。生徒会庶務」
短い挨拶だったけれど自己紹介をしてくれたから良し!
「僕は、日向 颯。よろしくお願いします」
なんか絶妙に距離を置かれているような……
まぁ、いっか。
最後は、あの生意気な奴だけだけど……別に
自己紹介されなくてもいいや。
私が諦めていると、姫香さんが言った。
「あの、春くん。挨拶はちゃんとしよう……ね」
「分かりました」
あれ〜?なんか顔赤いし、素直に言うことを聞いてる?もしかして、姫香さんのこと……
「名前は空風 春。以上」
短っ!まぁ、いいけど。
「これで、自己紹介は終わりかな?じゃあ、みんな生徒会の仕事、頑張ってね。」
会長からの一言の後、私たちはすぐに解散をした。
はぁ、なんか疲れた〜!堅苦しい挨拶は苦手だし、簡単な挨拶する人ばっかりでよかったかもしれないな。
でも、認められるように頑張らなきゃ!すべては商売のために!
「元気だね。ゴマすりガールっ」
声の方を見てみると、そこには笑っている会長がいた。
「はい、元気ですけど?」
なにも言ってないのに、なんで分かるんだろ?まさか……
「こ、声に出てました……?」
嫌な予感がした。出来ることなら違っててほしい私の予感が……
「うん、すっごく元気だな〜って」
くすくすと笑っている会長。
「うう、最悪〜!ていうか、会長はなぜここに」
「ああ、さっそくだけど、君にしてほしいことがあってね……」
そう言って、会長はニコッと笑った。
「してほしいこと……?」
