無理して笑わなくていい


私がマネージャになって、しばらく。

2人いるという他のマネージャの存在が怖くもあった。

まだ体育館に誰もいない、マネージャ3人だけの時。


「ねえ、あなたが新しいマネージャ?」

「あ、はい。飯能つばさです」

「神田美穂と、こっちは三崎結菜。…ふっ、どうせ男目当てのくせに」


私はサッカー部経験者だ。

確かに諒弥のことが気になって、それでマネージャ志望したけど…それをとやかく言われる筋合いはない。


「だったらなんですか。先輩方だって、そうなんじゃないですか?誰目当てだろうと、仕事ちゃんとこなしてれば、良くないですか?」

「何生意気言ってんのよ、つまんな」


と肩を押されて尻餅をつく。

2人はどこかへ行ってしまった。


涙が出てきた。

ああ、あの時みたいだ。


「強すぎんだよあんた」

「目立ちたがりすぎ」

「辞めろよ」


私は悪くない、私は悪くない。