キミの声を聞かせて

「7歳上とかヤバくない!?
だってわたし、まだ高校生だよ!?」

取り乱す椿季に、亜里愛は笑う。

「大丈夫、文通だけですから。
兄はそれを知ってか、会わないし、電話もしないと言っています」

「…わかった。
文通、します」

椿季は頷くと、手紙をスクールバッグに入れた。

スクールバスから降りて、椿季は、反対駅ホームにいる亜里愛がいるのを確認すると、こっそりと手紙を読んだ。

手紙には、男性とは思えないほどの繊細な文字が並んでいた。