もうこれ以上、すきにさせないで。



彼はわたしの首をちゅーっと吸ったあと満足気な顔をしてさらに下へ下へと舌を這わす。

首。鎖骨。胸へと。

ピリッと虫に刺されたような感覚が続く。


「な、なにしてんのよ…。」

「マーキング的な?」


本当に掴めない人。


「後で鏡みても怒んなよ。」


そういって彼はただわたしの身体にキスをした。

ほんの少し唇が寂しかったのは秘密。