もうこれ以上、すきにさせないで。


「おれはこの女と部屋に行くから、シンはその子連れて先に行け。」


「承知しました。」


そう言い残し彼はエレベーターに乗った。

わたしも急いで彼を追いかける。

やっぱりこの人はお偉いさんかなにかなのかな?

若って呼ばれてるくらいだし。。


エレベーターの向かう先は、まさかの62階の最上階だった。


「シャツ、男物しかないけどいいよね?」


「え、あ、はい。大丈夫です。」


ルームキーを取りだしピッと鳴ったあと扉が開く。

本当にここの住人なんだ……。

中は、人が住んでいると思えないほど生活感がなく殺風景だった。

彼は奥の部屋に入っては、まだ未開封の高級そうな包みにはいったシャツを渡してきた。