「以外です。振られたことなんて無さそうなのに。」
「その子だけだけどね。」
ふーん。なんだか意外だ。もっと女たらしてそうなのに。
「じゃあとりあえず車乗って。ここから15分くらいかかるから。」
乗らされた車はまさかの黒塗りの高級車。
やはり只者ではなさそう。
凛は助手席に座り、わたしと響牙さんが後部座席に座る。
そこから15分はだれも喋ることはなかった。
15分後。着いたところは空が見えなくなる程の高層ビル。
玄関前には警護のような黒スーツの坊主の人が2人立っていて、車がくるなりシンさんと警備員の人が入れ替わりどこかへ車を運んでいった。

