「ついておいで。替えのシャツ貸してあげる。」 貸してあげる。か。 つまり返しに来いってこと? また会うなんてごめんだわ。 「いえ。でしたらお金を払うので買い取らせてください。」 「まぁなんでもいいけど。」 なにか含みのある笑みを浮かべた彼は歩き出す。 「シン。車出せ。」 そう言うと響牙さんはわたしの肩に羽織っていた上着を掛けてくれた。