もうこれ以上、すきにさせないで。


うっかり口を滑らしそうになってしまった。


「……あんまり深く聞かないけど、多分愛奈ってわたしが思ってる以上に結構色んなこと経験してると思うの。考え方とか、人との関わり方とか見てると。でも、…絶対わたしは愛奈の味方だからね!!!!」

ここまで人をすぐに信用できるこの子の真っ直ぐな心が羨ましい。


「ふふっ、ありがとう。」


凛の前では素の自分で居られる気がした。


「あ、深い話してたらもうすぐそこじゃん!!ここを左にいって〜これを右?あれ?」

凛がスマホをクルクルするせいでマップがよく分からなくなってしまった。