「羽鳥さん。お母さん昨日から帰ってこないの!」
「そっか。とりあえず1人は危険だから、わたしたちと一緒に施設に行こっか。」
「しせつ…?嫌だ!お家にいるの!お母さん帰ってくるもん!知らない人に着いて行っちゃダメってゆわれてるもん!」
「愛奈ちゃんごめんね…。ちゃんとお手紙置いておくから、帰ってきたらきっと迎えに来てくれるから。」
羽鳥さんはとても悲しそうに言う。
わたしはひとまず羽鳥さんの言う施設に行くことにした。
児童相談所で2ヶ月ほど過ごしたが、母が迎えに来ることはなかった。
そこでわたしは理解した。母はわたしを捨てたと。

