イケメンすぎる、君が好き。

「よし、アップ終わり!」

顧問の声が体育館に響く。

選手たちが一度ベンチへ集まり、水分補給を始めた。

観客席からその様子を眺めていると、美優が身を乗り出す。

「あ、葵こっち見た。」

「マジ!?」

慌ててコートを見る。

すると、タオルで汗を拭いていた葵が観客席を見上げた。

目が合う。

「……!」

ふわっと嬉しそうに笑って、小さく手を振ってくれた。

「小野寺。」

美優が肘で俺をつつく。

「手振り返さないの?」

「え。」

しまった、見惚れてた。

俺は慌てて大きく手を振る。

「葵ー!!!!ファイトーー!!!」

すると葵は少し照れたように笑って、もう一度だけ振り返してくれた。