天然さんと光って咲いて


本格的な夏を迎えて、駅から学校までの道のりが灼熱地獄となる今日この頃。


前回Sun Flowerに行ってから、もう2週間経ってる。


そんな本日。




「それじゃあ行ってきます!」


「はーい、行ってらっしゃい。がんばってね」


「おっけ!」




咲希ちゃんなら見送られながら、私はSun Flowerを目指す。


やっと行く決心が着いたから。


咲希ちゃんに1週間くらい前から急かされてたんだけどね…。


一度来たから道は覚えてる。だから、前回と違って少し周りを見る余裕ができたみたい。




「ワンッ」


「うわっ。え、わんちゃんだ!」




柵の向こうからこっちをじっと見つめてる───睨みつけてる1匹のわんちゃん。


おどおどしてる私に狙いを定めたのか、その後も吠え続ける。


これご近所迷惑になるんじゃ!




「ごめ、お願いだから鳴き止んで……」


「ポン、待て」


「えっ?」




私の真後ろで発された声。どっちかと言うと低い寄りの。


びっくりして振り返るとわんちゃんと目を合わせている男子が。


その人はゆっくり屈んで、わんちゃんを撫でた。




「よし。……大丈夫ですか?」


「あっ、私か。ちょっとびっくりしたけどだいじょう、ぶ───」




───最近の私ってイケメンに反応するアンテナでもついてるの……?


あの店員さんに負けず劣らずのイケメンなんですが……。


え?こんな短期間でそうそういないイケメンに2人も巡り会ったの?