「そんなことないですよ。興味を持って来てくれただけで、嬉しいです」
その言葉だけで、ここにいてもいいんだと思ってしまう。
何でかわからないけど、安心する。
「そこの席に座っててください。俺は少しだけ席外すので」
「ありがとございます」
小さいテーブルと丸いフォルムの椅子に腰掛た私を見て、レジカウンターところにある木戸の向こうに店員さんが入って行った。
それを見て、私は改めて店内を見渡す。
メインはもちろんサンキャッチャー。窓際にたくさん飾ってある。
ここの前を通った人はみんなこれに目を奪われるだろうな。
木製の店内とサンキャッチャーの光は、これ以上はないって思うくらいお似合いだ。
「どうぞ」
後ろから声をかけられて、ぱっと振り向く。サンキャッチャーに見惚れてて、反応遅れた……。
何か言おうと思って口を開いたら、辺りにやわらかい匂いが漂っていることに気づいた。
「紅茶?」
「そう。アッサム何だけど、知ってます?紅茶の種類なんだけど」
「少しだけなら知ってます。どれがどんな味、とかまではわからないんですけど……」
テーブルにティーポットとティーカップを置いただけで、店員さんは自分は座ろうとしない。



