マッチングアプリに偏見を持つ女による2週間の奮闘記録



「俺、今月までに付き合って、3ヶ月後に結婚する予定なんだけど、よかったら、どう?」

「え」

「アプリしてるとさ、出会いが無限にあるから、今の人がよくてももっと自分に会う人がいるかもって思ってずっと辞めれなかったんだよね。登山と一緒、まだ上があるって思っちゃうんだよ。でもそれはもうやめる。登山は、君で終わりにするから、結婚しない?」


「……しないよ?」

「まじか」


ツッコミどころ満載すぎてびっくりする。

登山やめるから、ってうプロポーズは初めて聞いたし、今月付き合う予定で3ヶ月後結婚って、あくまでも結婚することだけが目標になってるじゃない、相手は誰でもいいのかよ。


「え、本当にだめ?」
「だめに決まってるよ」

なぜイケると思ったのか教えていただきたい。

それから、よくわからない求婚は、行きの車内で行われた。せめて帰りに来てくれればよかったのに……一番気まずい時にカフェに到着した。

向こうが予約してくれたカフェは、森の中にたたずむ古民家カフェって感じですごくおしゃれでセンスが良かった。

帰りたいなって思っていたけど、相手もよく話してくれたのであまり気まずくはなく、くだらない話で盛り上がった。

頼んだケーキをどっちが美味しそうに撮れるか選手権をして遊んだ。ちなみに相手は写真めちゃ上手で勝負はボロ負けした。

事例2によると被写体によってカメラのモードを変えることは基本中の基本で、ノーマルカメラで撮影した私ではお話にならないらしい。出直してこいと言われた。