「よし⋯」
22年ぶりに見るよしだった。
こんな形で、またあなたに会うなんてね。信じてあげられなくてごめん。
突き放してごめん。
あなたから逃げ出してごめんなさい。
ごめん、ごめん、ごめんなさい⋯
後悔ばかりが襲ってくる。
棺の窓をから顔を見た。
遺影に写ってる顔より、少し痩せてる。
顔を触ってみた。
冷たい⋯
まるで、よしと初めてデートした日に、手のひらの上で溶けた雪みたいだった。
何も言えなかった。
ただ、頬を片手で包むことしか出来なかった。
その様子を誰かに見られていたなんて、その時の私には考える事も出来ていなかったんだ。
お焼香を済ませて、親族に向かって頭を下げる。
そこに座っていたのは、私たちより少し若く、小柄な女の人。
着慣れていないのだろう。
着物の喪服が少し浮いて見える。
そんな彼女の手をしっかりと握っているのは、まだ小さい男の子だった。
「奥さんと子どもじゃ。」
ひろが私の耳元で教えてくれた。
結婚してたんだ⋯
あんなにカワイイ子どもまで⋯
そりゃ、そうだよね⋯
私もしたんだし、子どもなんてもう高校生だもん。
分かってる、分かってたはずなのに、胸がチクンと痛んだのは、心のどこかで、もしかしたら、よしはまだ私の事を思ってくれていたんじゃないか⋯なんて甘い考えを持っていた私への罰かもしれない。
22年ぶりに見るよしだった。
こんな形で、またあなたに会うなんてね。信じてあげられなくてごめん。
突き放してごめん。
あなたから逃げ出してごめんなさい。
ごめん、ごめん、ごめんなさい⋯
後悔ばかりが襲ってくる。
棺の窓をから顔を見た。
遺影に写ってる顔より、少し痩せてる。
顔を触ってみた。
冷たい⋯
まるで、よしと初めてデートした日に、手のひらの上で溶けた雪みたいだった。
何も言えなかった。
ただ、頬を片手で包むことしか出来なかった。
その様子を誰かに見られていたなんて、その時の私には考える事も出来ていなかったんだ。
お焼香を済ませて、親族に向かって頭を下げる。
そこに座っていたのは、私たちより少し若く、小柄な女の人。
着慣れていないのだろう。
着物の喪服が少し浮いて見える。
そんな彼女の手をしっかりと握っているのは、まだ小さい男の子だった。
「奥さんと子どもじゃ。」
ひろが私の耳元で教えてくれた。
結婚してたんだ⋯
あんなにカワイイ子どもまで⋯
そりゃ、そうだよね⋯
私もしたんだし、子どもなんてもう高校生だもん。
分かってる、分かってたはずなのに、胸がチクンと痛んだのは、心のどこかで、もしかしたら、よしはまだ私の事を思ってくれていたんじゃないか⋯なんて甘い考えを持っていた私への罰かもしれない。
