「ただいまー」
夜、みんなに送ってもらって実家に戻ると

バタバタバタバタ⋯!

階段を駆け下りてくる足音⋯

「お母さん!大丈夫!?」
目に涙をいっぱいに溜めた初音だった。
「え!?初音!?なんでここに!?」
なんでここに?
だって、今日は平日で学校もあるはずなのに⋯
なんで?
「学校終わって、すぐに新幹線に乗ったの!昨日、お母さん体調悪かったし、心配で⋯んで、おばあちゃんの家に着いておばあちゃんと話してたら、お母さんの友達って人からおばあちゃんに連絡が来て、お母さんが倒れたって言うから⋯よかったー⋯」
カワイイ子⋯
1人で新幹線に乗って母親を案じてくれたんだ。
初音⋯
カワイイ我が子を抱きしめようとすると⋯
「初めまして!え?あなたが初音ちゃん?」
「ぶちかわええじゃん。」
「こりゃ、将来が心配なのー。」
「ほいでも、高校生の頃のまなにそっくりじゃー!」
雰囲気をこれでもかと壊してくれる4人⋯
「あんたら、ホンマにうるさい。」

みんなで、ご飯を食べた。
まなは、初めてのつけ麺に恐る恐る口を付けていた。
「冷たっ!辛っ!⋯でも、おいしーい!」
「これが、広島のつけ麺よ。ぬくいんは、つけ麺じゃぁないけぇー。」
初音は、すっかり仲間に馴染んでる。
そんな様子を微笑ましく見ていると
「まな、明日の話、うちらも行くけんね?」
と未紗と麻美が笑顔で伝えてくれた。
「⋯ありがとう。」
心強かった。
本当の仲間っていいな。
ありがたい⋯。

「のう、まな。明日、みんなで行こうや。初音ちゃんも一緒に⋯。よしの子どもが父親の事を知りたいように、初音ちゃんも知りたいんじゃないんか?自分のお父さんがどんな人じゃったんか⋯」
ひろに言われて、私は頷いた。

そして、かなさんに連絡をした。
《明日の14時にみんなでご自宅へ伺ってもいいですか?》
《はい!大丈夫です!お待ちしています。》