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久しぶりに美貴と再会したあの日、わたしは芝浦くんの連絡先を教えてもらった。
しかし、あれから一週間以上経つというのに、わたしは芝浦くんの連絡先が書いてある紙切れと睨めっこをするばかりでメッセージを送れずにいた。
スマートフォンに連絡先を入れず、紙に書いてもらったのは、束縛が激しい貴博に気付かれない為だ。
それからやはり、他の男性と連絡を取ることは、貴博を裏切るような気持ちになってしまい、なかなか一歩を踏み出せずにいた。
ただ絃士の事を聞きたいだけ―――
それだけなのに、罪悪感が拭えないのは、わたしがすでに貴博に支配されてしまっている証拠なのだろうか。
しかし、いつまでも貴博だけに囚われているのはダメだ。
美貴に言われたばかりなのに、わたしも勇気を出さなくては―――
そう思い、わたしはお昼休憩が終わりそうな5分前に急いで芝浦くんへメッセージを送ったのだった。
そして仕事が終わり、自宅までの帰り道。
わたしはバスを降りて、近所のスーパーに立ち寄ってから自宅へ向けて歩いているところだった。
その時―――
肩から下げるトートバッグの中から振動を感じた。
きっとスマートフォンの振動だろう。
わたしはそれに気付き、手に持つレジ袋を持ち変えると、トートバッグの中に手を突っ込みスマートフォンを取り出した。
スマートフォンは振動を続けており、登録していない番号からの着信だった。
しかし、わたしには見覚えのある番号だった。
(芝浦くんからだ)
そう思ったわたしは、応答ボタンをスライドさせた。
久しぶりに美貴と再会したあの日、わたしは芝浦くんの連絡先を教えてもらった。
しかし、あれから一週間以上経つというのに、わたしは芝浦くんの連絡先が書いてある紙切れと睨めっこをするばかりでメッセージを送れずにいた。
スマートフォンに連絡先を入れず、紙に書いてもらったのは、束縛が激しい貴博に気付かれない為だ。
それからやはり、他の男性と連絡を取ることは、貴博を裏切るような気持ちになってしまい、なかなか一歩を踏み出せずにいた。
ただ絃士の事を聞きたいだけ―――
それだけなのに、罪悪感が拭えないのは、わたしがすでに貴博に支配されてしまっている証拠なのだろうか。
しかし、いつまでも貴博だけに囚われているのはダメだ。
美貴に言われたばかりなのに、わたしも勇気を出さなくては―――
そう思い、わたしはお昼休憩が終わりそうな5分前に急いで芝浦くんへメッセージを送ったのだった。
そして仕事が終わり、自宅までの帰り道。
わたしはバスを降りて、近所のスーパーに立ち寄ってから自宅へ向けて歩いているところだった。
その時―――
肩から下げるトートバッグの中から振動を感じた。
きっとスマートフォンの振動だろう。
わたしはそれに気付き、手に持つレジ袋を持ち変えると、トートバッグの中に手を突っ込みスマートフォンを取り出した。
スマートフォンは振動を続けており、登録していない番号からの着信だった。
しかし、わたしには見覚えのある番号だった。
(芝浦くんからだ)
そう思ったわたしは、応答ボタンをスライドさせた。



