あざ恋王子は近すぎる。

一般人の私と、芸能人の蓮。


住む世界は少しだけ違うけれど、私たちの心は、あの頃よりもずっと、深く繋がっている。


付き合っていないからこそ、毎日の何気ない距離感に、前よりもずっとドキドキさせられてしまう。


「……あーあ。今日も陽菜が可愛すぎて、仕事に行きたくないなぁ」


毎朝、私の部屋で甘えた声を出す、学校一の王子様。
私たちの恋の境界線は、これからもきっと、離れては縮まり続けていく。





あざ恋王子こと、私の想い人は、今日も近すぎる。