あざ恋王子は近すぎる。

「私も……大好きだよ、蓮」


私が微笑むと、蓮は嬉しそうに顔をくしゃっと歪めて、今度はあのころみたいに私の首筋に顔を埋めて甘えてきた。


「……うん。俺の方が、ずーっと前から大好き」


暗がりの放課後の教室。私たちはついに、長すぎた幼なじみの境界線を飛び越えたのだ。

照れ笑いの蓮の顔が、夕焼けに鮮やかに反射した。