冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい


 恭司が徐に衣服を脱ぎ捨てた。
 パサリ。
 衣服が床に落ちる音を耳にすると、緊張が増した。
 筋骨隆々とした体躯が露わになる。

(すごい鍛えてある)

 想像以上にガッチリした体形の持ち主のようで、男女の違いをまざまざと感じさせられる。
 そうして、態勢を整えた恭司の手が美桜の下着にかかる。

「は、恥ずかしい……」

 つい本音が漏れ出てしまった。

「ん?」

「あんまり、その……こういうのに慣れてなくって……経験したことも少ないから……」

 ちょっとだけ見栄を張ってしまった。

(この年齢になっても全くないって言うのは、なんだか気が引けちゃうというか)

 恭司は手慣れている印象を受ける。決めつけは良くないかもしれないが、遊んでいる男性だと処女は面倒だと思うという噂を耳にしたことがある。

「そうか。意外な反応だったな」

「え……?」

「まあ良い、こっちの話だ。俺もあんたが欲しい。本当にこのまま良いのか? 自分の頭で考えずに場の雰囲気に流されてるだけじゃあ、後悔ばかりになるぞ」

 改めて問われるとドキドキしてしまう。
 しばらく後、美桜は力強く頷いた。

「はい、ちゃんと自分で決めました。だから、後悔はしません」

「そうか、意外な反応だったと思ってな。潔い女は嫌いじゃない」

 トクン。
 彼に褒められると――美桜だって悪い気がしなかった。

「俺にしては珍しくあんたと早く結ばれたいと思っている」

「む、結ばれっ……!」

 恭司の言葉に美桜は動揺してしまう。

(今から私、この人と……初めては痛いって言うし……なんだかドキドキしてきた)

 男性経験はないものの、大学生時代に経験済みの女友だちと話で盛り上がったことを思い出す。
 恭司が体勢を整えると、優しく声を掛けてくる。そうして、彼の両手が彼女の両手に重なってくる。

「どうか俺を受け入れてくれよ」