400字でゾッとする怖い話

最近、私の家族が変だ。
「お前ら誰だ!本当の家族を返せ!」
と喚いていた認知症のおばあちゃんも、おとなしくベッドに横たわっているようになった。
学校から帰ると、生の挽肉や丸ごとそのままの野菜をこね回した夕食らしきものが皿に盛られて並べられている。
父、母、弟がテーブルにつき、ニコニコと箸を動かして食べるような動作を繰り返している。
風呂上がりにも皆の髪はまったく濡れておらず、汗一つかいていない。
トイレはずっと使われる気配がない。
まるでお人形を使ったおままごとの世界だ。
今朝起きたら私の膝、肘、手首に継ぎ目があった。
ぎこちない動きで顔を触ると、すでに肌も髪もプラスチックになっていた。