【BL】お前なんか嫌いだ





だから羽玖から離れて寮制の学校に入学したんだ






「馬鹿なのか?」

「はぁ!?」

「独りよがり過ぎるだろ。その考えは」

「え……だって事実じゃん」

「俺はヒートで周りに迷惑かけることだってある。だけどオメガで良かったと思っている」

「何で……」

「好きな奴と家庭を築くことが出来る。俺も家庭崩壊してるから家族なんて良い思い出ないけど奏斗とは幸せになれると思ってる」

「どうして…」





どうしてそこまで相手との幸せを考えられるの?

オメガが存在するから皆迷惑がって俺の存在ごと否定するのに








「奏斗が真っ直ぐ俺に向き合ってくれたから」

「奏斗さんが……」

「俺もお前みたいに考えたことある。奏斗の足枷になってる自覚だって」




そう、俺も羽玖の足枷になるのが嫌なんだ





「だけど、あいつ馬鹿みたいに真っ直ぐ好きって言って来るんだ。離れるようにする方が馬鹿らしくなって」

「怖くないの?」

「………怖いよ。だけどそれ以上にあいつのこと俺も好きだから」








俺にその自信が無いから

捨てられる恐怖ばかりで不安なんだ





羽玖のこと好きなのに