睡眠薬を飲んで目が覚めると時刻は昼過ぎ
「あ、目が覚めた?」
「はい……すみません」
「羽玖くんに連絡しようかと思ったんだけど翠惺くん嫌がりそうだから一先ず凪斗に連絡したから」
「ありがとうございます」
凪斗のお兄さんは俺が寝ていたソファーに腰掛け
「翠惺くんはどうして羽玖くんと一緒に居ないの?」
「………アルファに縋って生きていくのが嫌だから」
「それでも番になったのは君達の意思だよね?」
俺達……というより俺の意思だ
「番になると決めたからには縋りたくないとか我儘言ってられないんじゃない?」
その通りだ……
俺の勝手で番になって俺の勝手で離れてる
我儘……だと思う
羽玖にも、凪斗にも、凪斗のお兄さんまで迷惑かけてしまっている



