関わりたくないのに
何でこいつは
「翠惺、デートしよ」
「………帰れ」
毎日毎日俺の学校までやってくる
寮に行くには一度校門を抜けて隣の寮の敷地へと行かないと行けない
だから校門に立たれるとどうやっても鉢合わせてしまう
この学校裏門とかないし抜け道もセキュリティ
の関係で一切無い
「行くよ」
「ちょっ……羽玖!!」
強引に引っ張られ俺の足は寮方向とは逆に進み出す
握られた手が熱い
こんなことで嬉しいと舞い上がる俺もどうかしてる
このまま触れて欲しい
「翠惺?」
「っ!!……ゴミ…ついてた」
無意識に羽玖の頬に手を添えて顔を近付けていた
咄嗟に誤魔化したけど……



