「よろしくー!」
海斗のキラキラした笑顔が眩しくて。
「眩しっ」と無意識に呟いていた。
「日差しそんな出てないよ?」なんて曇った空の窓を指差しながら真面目な顔で言われて、
ふっ。と笑ってしまった。
「よくわかんねー」
「いいよ、わからなくて!」
それを聞いていたサラちゃんも笑っている。
「咲桜ちゃんと海斗と私、賑やかになりそうだね?」なんてサラちゃんは言う。
私はドキドキが海斗に聞こえてしまわないかと心配をしていた。
「みんな新しい席に着いたな。じゃあ次は修学旅行の班決めするぞ。
5人組になるようにグループつくれー。」と先生の言葉に一気に教室内がざわざわする。
「咲桜ちゃん!もちろん一緒だよね!?」とサラちゃんに手を握られて「もちろん!」と握り返した。
「光井くーん、私たちと同じ班になってほしいんだけど…」
「え、だめ!私たち!」と隣の席の幼馴染は大モテしている。
「ダメに決まってんじゃん…」と何故かサラちゃんは睨んでいる。
サラちゃんなんで睨んでるんだろう…なんて考えていたら隣の彼は
「えっと、ごめん。オレ一緒になりたい子いるから…ごめんね…!」
とあの爽やかなキラキラした笑顔でお断りしていた。
一緒になりたい子…いたんだ…なんて少しショックを受けていたら、
隣から「咲桜。」と声をかけられた。
「え?」
「修学旅行、オレたちと同じ班になって?」と言われた。
え…?


