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今日最後の授業が始まるチャイムが鳴った。
「席につけ〜」と担任の丸山先生が教卓の前に立っている。
最後の授業はホームルーム。
「じゃあ席替えと修学旅行の班決め〜」
「えー、せっかく咲桜と隣なのにもう席替えするのー最悪ー。」となにか隣でボヤいている。
「はい、席替えのくじ引いて番号の席に座れ〜」
みんなが適当に並んでくじの入った箱のなかから紙をとる。
私もくじをひいて折り畳まれた紙を開くと30とかかれていた。
黒板に貼り出された座席表の番号をみると最後の列の一番後ろの席。
今と変わらない位置だった。
「咲桜ちゃん何番?」とサラちゃんに聞かれ
「30!今と変わらない場所だった!」と笑うと
「うそ!私24だった!!咲桜ちゃんの斜め前!」とピースされた。
「やったー!嬉しい!!」
「私も嬉しい〜!」とサラちゃんが斜め前の席へ腰掛けた。
「げ、俺、1番なんだけど最悪。」といちばん最初の列の1番前を引き当てた慎ちゃんが心底嫌そうな顔で移動していた。
私の隣の席誰だろうなんてことを忘れるくらいサラちゃんと席が近いのが嬉しくて、
サラちゃんと盛り上がっていたら私の隣の席に誰かが座った。
私がいちばん落ち着くあの匂いの持ち主だった。


