食器棚からティーセットを用意してケーキをのせる。
海斗が「持ってくね〜」と運んでくれた。
夢ちゃんが持ってきてくれたのはさくらんぼのケーキとメロンのケーキ。
「咲桜はこっちだろ?」と私の席にメロンのケーキを置く。
私のことなんでも知っている。私がメロンが大好きだってことも当たり前のように知っている。
「海斗、遠慮してない?いつも私に譲ってくれる…」
「ぜーんぜん遠慮してない!オレ好き嫌いないから〜」とさくらんぼのケーキを1口食べた。
「美味しいよ、咲桜もさくらんぼ食べてみて。」とスプーンを渡された。
間接キスになる…!!なんて考えているのは多分私だけ。
海斗は多分なんとも思ってない。
「いらない?」
「たべ、食べる!!」と私は慌ててスプーンを受け取って食べた。
「美味しい〜!」
「ね、美味しい。」
バクバクと心臓の音が止まらなくて聞こえてしまいそう。
私も自分のケーキを食べる。
「おいし〜!!海斗もメロン食べる?」と冷静を装って聞く。
スプーンを渡そうとするとそのままパクッと食べられた。
「うま!」ってまた無邪気に笑う。
海斗にとっては特にこの行動に意味はないでも私にとってはドキドキで。
違う意味で体調悪くなりそう…
「ご馳走様、今度さ、リベンジしよ。」
「リベンジ?」
「夢さんのお店で待ち合わせ。デートしよ。」
と恥ずかし気もなく言葉を紡ぐ。
「う、ん。待ち合わせしよう。」と約束をした。


