嫌われ者、No.1目指して努力中!

「" 生徒会長、一条 雅 です。
今日は良い日に恵まれ、創立祭という愛でたい日を迎えることができました。
そして─ "」

雅の簡単な創立祭の説明

その最後に、今年から追加された" 制度 "について私が説明する。

「" 続いては、今年から新たに導入された制度について生徒会庶務 如月 結音からお伝え致します。 "」

…来た。

「はい。」

タンッ、

歩くと、床の弾く音が聞こえる

そんな些細な音が聞こえるほど静まり返った空間

私はステージ中央に置かれた教壇の前に立つ

「新制度導入発案者となります。
生徒会庶務 如月 結音です」

「…なんであの子が生徒会に?」

「ホント意味わかんない…」

「女子禁制じゃなかったの?」

批判の声が上がる

「引っ込めよ嫌われ者ー!」

「そこはお前の場所じゃねーつーの!」

引っ込め!

嫌われ者が!

段々大きくなる批判の声

「っおいっ…!」

「待て。
今はお前の出る幕じゃない」

「雅っ…!」

「…あいつなら、どうにか出来る。」

雅が遥斗たちを止める声が聞こえる

ありがとう。

貴方達は知ってる?

私が全校生徒に否定される場所で






─私はずっと、1人で立ち上がってきたの。

「" 静かに "」

マイクを手に取り、私はなるべく落ち着いた声でそう告げる

「" 貴女方が私に持つイメージをどう言おうが構いません。
それでも
この制度を発表する間だけは。
静かに、見守っていてください。 "」

演劇部のチャンスが

挑戦者達が頑張って挑戦してくれたチャンスを

─奪わせはしない。


シーーン、と静まり返る体育館

注意しようとしてくれていた教師の先生達までもがポカーンとした顔をしていることにハッ とする

「"コホンッ
私が考案した制度は、〘 観客投票 〙です。
始めに事前に集められた発表者達の発表を全校生徒の皆さんで〘 評価 〙して頂きます。
この事前に用意したQRコードを読み込んでいただくと、専用サイトに飛ぶことができ、皆さんにはその中の1チームを選んでいただきます。 " 」

横に映し出された映像を確認しながら説明する

「" 皆さんに与えられるのは、評価する側の権利と評価できるたった1票 のみ。
面白がったり、ふざけた回答は『即時特定』されますので…
ご注意下さい "」

多分今、乃蒼くんと遥斗が絶対悪い顔してる。

ぞわっ…と背筋に冷たいものが走る感覚に苦笑いが浮かぶ

「" これで以上となります。
また、創立祭記念発表ステージは12時を目あすに開始いたします。
沢山の方のご観覧を心より、お待ちしております "」