嫌われ者、No.1目指して努力中!

「…ふぅ…」

今日は生徒会として、新しい制度の報告書や計画書などを書きまとめる為、演劇部に顔出しはお休みする事となった。

カタカタカタ

資料をまとめていると、ずっとパソコンを触っていたからか目が痛くなる

休憩したいけど…まだ、資料もまとめ切れてないし…

「よしっ!もうひと踏ん張りっ…!」

「駄目だ」

「雅…っ!」

声が聞こえた方を振り返ると、生徒会室の入口に雅が立っていた

「今日はお休みのはずじゃ…」

「休みだな。" 生徒会メンバー全員 "」

「う゛っ…」

ジィ〜…と重苦しい視線を向けられ、思わず目を逸らす

「…はぁ…。
初仕事で制度の考案。
やる気があるのはお前の長所だが、溜め込みすぎるのはどうかと思うが?」

「…ごめんなさい。」

…それでも

「それでも、
この仕事だけは、真っ当したいの。
初仕事で、気合いが入ってるって言うのもそうだけど…
なにより、あの3人の実力は本物だから。
あの輝きを、実力を
全校生徒に魅せてあげたいの。」

私は真っ直ぐ、雅を見た

「…フッ
お前は、そういう奴だったな。」

そのまま頭を優しく撫でられる

…子供扱いされてる気がする…

「…それに」

「ん?」

「雅が私を信じてくれたんだもん。
期待に応えなきゃっ
でしょ?」

「!」

雅達の驚く顔、楽しみだなぁ…ふふっ

すると、私の頭を撫でていた雅の手が固まる

「?
雅…?」

耳も赤いけど…どうしたんだろう?

「いや…なんでもない」

その姿が、変にぎこちなくて

思わず笑ってしまう

「ふふっ 変な雅っ」

「笑うな…」

出会う前は、完璧超人な生徒会長だったのに

嫌われ者の私が、

今はこんなに…

すると閉まっていた扉の向こう側からガタッ という物音がする

誰かいる?

そちらに視線を向けていると、ドタドタ という走り去るような物音が聞こえるから誰かが居たのかもしれない…と察する

もしかして、生徒会の誰かに用があったのかな…?

遥斗とかかな?

…って!そういえば…!

「資料作りの続きをやらないとっ…!
雅っ!
今日だけ!
今日だけにするから…お願いしますっ!」

「分かった。
でも無理はするなよ?」

「うんっ!」

優しく、私を信じてくれる彼らの役に立ちたい。

学園1の嫌われ者でも

誰かの為になれることを


─見せてやるんだから。