続・スィーツしか見てなかったら天才イケメンパティシエに愛された


「灯里……寝室に行っても?」
「ま、まだ明るいのに……」

翡翠の意図に気付いた灯里が顔を真っ赤にして抗議した。

「嫌なら……」
「い、嫌じゃなくて恥ずかしくて……」
「わかった。カーテンは閉めるし、ライトは点けないから」
「それなら……」

灯里が言い終わる前に翡翠は灯里を抱き上げた。

「翡翠さん! 私重いから!」
「まったく重くない」

翡翠は本気で言っているようで、灯里を抱きかかえたまま、軽々と寝室に歩いていく。

(パティシエさんって力仕事が多いもんね……。翡翠さんって細身のイメージがあったから、初めて体を見た時びっくりしたっけ)

翡翠と初めて一夜を共にした時のことを思い出してしまい、また赤面する灯里。

寝室に入った翡翠は灯里をベッドに下ろし、素早くカーテンを閉めた。