続・スィーツしか見てなかったら天才イケメンパティシエに愛された


「灯里の考えていることはわかるさ」

そう言って、翡翠はぐっと顔を近づけた。

「灯里のためならいくらでも作るから、食べたくなったら他の店に行こうとせず俺に言いなさい、ね?」

隣に座る翡翠の手が、灯里の頬を包んだ。
それだけで灯里の頬がカッと赤く染まる。
付き合い始めて一ヶ月ほど経つが、『恋人モードの甘い翡翠』にまだ慣れない。
目を伏せて、か細い声で「はい……」と返事をする灯里を見て、翡翠はごくりと喉を鳴らす。

(かわいすぎる……!)

翡翠が灯里の顔に近づけると、灯里は目を閉じる。
無言のOKを受け取った翡翠は灯里にキスをした。
角度を変えて、何度も何度も……。
浅く開いた灯里の唇から翡翠の舌が侵入して、灯里の体が跳ねる。

(翡翠さんの唇甘い……ぞくぞくする……)

灯里の体から力が抜けたことに気付いた翡翠は、ようやく顔を離した。
潤んだ灯里の瞳を見て、翡翠が囁く。