隣の人は人気者⁉︎

紅said
俺は紅。父子家庭だ。

「なあ、紅相談があるんだ」

「何?親父」

「引っ越ししないか?いまの学校は30分ぐらいの所だ。会社が転勤になって今の家だと2時間以上はかかるんだ」

「……わかった引っ越そう」

「いいのか?」

「ああ」

「いつ引っ越しだ?」

「明日」

「わかった。あいさつしてくる」


数分後

俺は華菜の家の前に立っていた。

ピーンポーンピーンポーン

何回か鳴らすと華菜が出てきた。

「俺、引っ越すから」

華菜の声は作りもののようで苦手だ。さっさと帰ろうとしたら

「ねー、もう行っちゃうの?もっと話したいな」

「引っ越しの準備があるから」

足早に立ち去る。

もう、華菜は追いかけてこなかった。


次の日。

俺は親父の車に乗っていた。

本当は車はよってしまうから無理なんだが。

自分を奮い立たせて乗った。

途中で止まったコンビニで冷たいクーラーに当たっている。

はあ、疲れた。ふと、気を抜くとズルズルと崩れ落ちた。

「はあ、はあ」

「大丈夫ですか。この水飲んでください」

少しすると落ち着いてきた。

「ありがとうな。大丈夫だ。お金は200円。はい」

「この水100円です。こんないりません」

「いいんだよ。ありがとな」

「はい」

そこに親父が戻ってきた。

「おい、行くぞ」

「ああ」

「じゃあな」