ひまわりが咲く場所で(続)

by梨衣

今病院のシフト帰り

ひとりで帰っていた。

その時だった。

――コツ、コツ、コツ。

誰かの足音が聞こえる。

振り返ると、そこには誰もいない。

「気のせいかな……。」

そう思って歩き出すと、また同じ足音が聞こえた。

翌日。
ポストを開けると小さな白い封筒が入っていた。

『今日もかわいかったよ。』

差出人の名前はない。

梨衣は気味が悪くなり、紙を丸めて捨てた。

しかし、その日の放課後。

家のポストには同じ字で書かれたメモが入っていた。

『病院の看護師のナース服可愛かった』

学校から家までずっと見られていたのだと気づき、梨衣の背筋に冷たいものが走る。

「……どうして知ってるの?」

不安になった梨衣は、すぐに家族へ相談することを決めた。

その夜、家の外を見ると、街灯の下に黒いフードをかぶった人影が立っていた。

けれど、家族が外を確認しに行くと、そこには誰もいなかった。

梨衣はカーテンを閉め、小さくつぶやく。

「お願い……もう来ないで。」

しかし翌朝、玄関の前には新しい封筒が一枚置かれていた――。