ひまわりが咲く場所で(続)

今日で、この日記を閉じようと思います。

この一冊には、たくさんの涙が残っています。

怖くて眠れなかった夜。

笑えなくなった日。

「もう無理かもしれない」って、心が折れそうになった日。

それでも私は、一人じゃありませんでした。

いつも少し離れたところで、何も言わずに見守ってくれる人がいました。

誰よりも不器用で、誰よりも優しい人。

瑠唯。

あなたは前世でも、今世でも、私を守ってくれました。

本当は、あなたのほうがずっと苦しかったはずなのに。

前世で大切な人を失って、それでも「必ず見つける」という約束だけを胸に生き続けて。

そして、本当に私を見つけてくれた。

私は、そのことを一生忘れません。

人は、生まれ変わったら全部忘れるんだと思っていました。

でも違いました。

本当に大切な想いは、記憶じゃなくて、心が覚えているんですね。

だから私は、またあなたに惹かれた。

理由なんてなくても、「この人のそばにいたい」と思えた。

それはきっと、莉緒だった頃の私が、今の私の心をそっと導いてくれたから。

ひまわり畑で見た景色。

あなたが初めて見せてくれた笑顔。

「おかえり。」

そう言ってくれた、あの日の声。

全部、私の宝物です。

もし、この先つらいことがあっても。

もし、また泣く日があっても。

私はきっと大丈夫。

だって隣には、瑠唯がいるから。

そして私も、もう二度とあなたを一人にはしません。

ねぇ、瑠唯。

前世で果たせなかった幸せを、今度こそ二人で叶えよう。

来年も、その次の夏も。

また一緒に、ひまわりを見に行こうね。

――ありがとう。

私を見つけてくれて。

そして、愛してくれて。