真っ直ぐに君を想い

《回想》




ある種、狭い床の間の中で生活を強いられていた。2階階段を登った3つ区切られた部屋の場所に私の生活スペースがあった。また狭くて、ベッドや机が場所をとるし、"貧乏"
が極め付け馴染んだワードだ。



毎晩酔っ払って帰ってくる父に、エプロンを身につけ包丁で野菜をトントン切るしっかり者の母、


父は寝転がって力なく規則正しく息をして眠った。母はタオルケットを掛け、料理にラップし、「朝飯作ったから食べてね」の貼り紙を貼った。



父は朝四時台に起き、階段を急いで降りていく音が聞こえ、早くから出勤。



住宅に関する仕事をしてるらしい。毎日働き詰めに出ているならその貯金をマイホームのリフォーム代にあててほしいと思うくらいケチ臭かった。