ルーナー・インフィルト ~月の潜入者~

ん…。

あれ?

「ここ、私の部屋?」

あ。そっか。

あの後、私、失神しちゃって…。

あ。

私の顔が、青ざめる。

素之駄さん達に、失礼なことしちゃった?!

こうなったら、失礼なことをしたお詫びで、やるしかない、かも。

「よし、会議室行くか。変装は…してる、ね」


ガチャ……。


「お、月か。決まったこと言うぞ。」

「はいっ!」

「一つ目。明日からエリート校への転校が決まった。
 二つ目。正体を隠せ。」

「な、なんで?」

「知ってる通り、守乃家は潜入者として有名だ。特に、お父さん、「闇の潜入者」の話はなるべく避けてほしい。「闇の潜入者」は、特に有名だから、バレるといろいろ大変なんだ。」

「なるほど。私は、有名じゃないもんね。大変なのは、お父さんか。」

「さて、最後三つ目。明日からは寮生活になる。寮の方が、色々と情報も出てきそうだからな。」

「分かった。」

明日からエリート校でも、寂しい思いは、ない。

特に、友達も居ないから。

初めての、依頼。

頑張らなくちゃ!

そう思って、私はそそくさと部屋に戻り、準備を始めた。