悪役令嬢と言われていますが、誤解を解くのを諦めてしまいました。

悪役令嬢。
もうそう呼ばれることにも慣れてしまった。

「昔は違ったのにね、、」

公爵令嬢セシリア・アルディンは、小さくそう呟いて、自嘲するように笑った。

昔は、傷つくこともあった。

けれどーー今は違う。

それでいい。紛れもなく、私は悪役なのだから。