お見合い妻はエリート外科医の溺愛に気付かない




 後日、嘘を吐いていた同僚たちは一臣と万葉に謝罪した。嘘を吐く川上は同僚たちからの信用がそもそもなくて、医局にいづらいからと他県へと去って行った。
 そうして――。

「そういえばさ、万葉さん、俺の鎖骨をよく見てるよね?」

「え? そうですか?」

「うん、そうだよ。万葉さんに好きだって思ってもらえるところがあるなら嬉しいや。俺はね、万葉さんのこと、全部全部好きだよ。大好き、愛している。もう絶対に君を離さない」

 一臣は万葉への愛を隠さなくなったのでした。
 その後、一臣と万葉は新婚旅行に向かい、心も体も結ばれて、幸せな夫婦になれたのでした。

(おしまい)