だけど、どんな反応をしようと、
どんな表情をしようと、
私は構わない。
ここで彼女の全貌を明らかにし、
イフでも未来でも何もできない状態にしておきたかった。
でないと、
これからありとあらゆる形で犠牲者がでる。
「カンツウォーネ、内通者って北島 緑のことでしょ?
そして、
西海 青葉を使って、
一人の少年を追い詰める計画をしてる。
そのことはわかっているの。
白薔薇学園を襲うのも、
狙うのも、
一人の少年の復讐のため。
私には全てお見通しなの。
そして、
この学園には君には攻略不可の相手もいる」
「どこまで見抜かれてるの?」
カンツウォーネは青ざめていた。
ここでカンツウォーネが炎を出して攻撃するイフと、
私を蹴り飛ばして負傷させる未来が見えたので、
とっさにかわした。
「無駄だよ。
君のやること、
お見通しよ」
「お見通しなんて、
まるで最初から未来がわかっていたかのようね」
実際は未来がわかったからこその対応だけど、
後々厄介なことになりそうだし、
そのことは言わないでおくことにした。
「炎を出して私を焼死させるか、
足技で致命傷を負わせる。
君はさっきからそれをやろうとしている」
「そこまで……!?」
「そこまでわかるんだよ。
というか、
完全に見切られているんだから」
「なら、黙って野放しにするわけにはいかないわ。
君には口封じになってもらうわ」
私は一瞬ひるみそうになったけれど、
未来とイフを見ながら、
「ああ、そういうことか」
と納得してしまい、
静かに口を開いた。
「口封じしていいわ」
カンツウォーネとクリチェートは驚いていた。
「本気なのか?」
クリチェートはそう私に問いかけた。
「そもそも、私を殺すなんてできないのだし、
家に帰ってもいづらいだけ。
騒ぎを起こしてほしいところがあるのよ」
その場にいたクリチェートとカンツウォーネは困惑している様子だった。
「このまま家に帰ってもつまらないし、
監禁するならそうしてちょうだい。
ただし、
命が保証される程度にね」
正直、
私は未来も過去もイフもわかるのだし、
平凡な日常だと退屈してしまう。
カンツウォーネが何者かは私の中ではわかっているのだし、
スリルがあった方が面白い。
「君、本当に何を考えてるの?」
私は考えながら答えた。
それも、過去とイフと未来を見ながら。
「考えてるというか、
ただ何が起こるかわからない展開を経験したいだけ」
養母といても疲れるだけだし、
彼女たちは私の能力に頼り切っている。
私が誘拐されている間に、
二人はどうしていいのかわからなくなって困惑する未来が見えた。
私はその場にいないので、
直接的に現場を見ることはできないのだけども。
こうして、
私とクリチェートはカンツウォーネに連れ去られるのだけども、
抵抗なんてしない。
私は部屋に閉じ込められる。
外から鍵をかけられたとしても、
私は能力を使っていつでも脱出できるとわかってる。
人生の攻略方法とかわかってるから、
ほんとつまらない。
ベッドとかないし、
薄暗いから、
私は床で寝る。
虫とかはいない。
これから虫がでてくる未来もイフも見たけど、
なかった。
過去に虫が発生したこともない。
クリチェートは私に声をかけた。
「最初から、こうなることはわかってたのか?」
「そうだね」
「わざと誘拐されるとか、どうかしてる」
「そうだね、私はどうかしてるのよ」
否定はしない。
この異能を得てからは、
たぶん普通と違う自覚はあった。
「今からでも脱出しないか?」
「脱出で最善のタイミングがあったらね」
「最善のタイミング?」
「そうよ」
どんな表情をしようと、
私は構わない。
ここで彼女の全貌を明らかにし、
イフでも未来でも何もできない状態にしておきたかった。
でないと、
これからありとあらゆる形で犠牲者がでる。
「カンツウォーネ、内通者って北島 緑のことでしょ?
そして、
西海 青葉を使って、
一人の少年を追い詰める計画をしてる。
そのことはわかっているの。
白薔薇学園を襲うのも、
狙うのも、
一人の少年の復讐のため。
私には全てお見通しなの。
そして、
この学園には君には攻略不可の相手もいる」
「どこまで見抜かれてるの?」
カンツウォーネは青ざめていた。
ここでカンツウォーネが炎を出して攻撃するイフと、
私を蹴り飛ばして負傷させる未来が見えたので、
とっさにかわした。
「無駄だよ。
君のやること、
お見通しよ」
「お見通しなんて、
まるで最初から未来がわかっていたかのようね」
実際は未来がわかったからこその対応だけど、
後々厄介なことになりそうだし、
そのことは言わないでおくことにした。
「炎を出して私を焼死させるか、
足技で致命傷を負わせる。
君はさっきからそれをやろうとしている」
「そこまで……!?」
「そこまでわかるんだよ。
というか、
完全に見切られているんだから」
「なら、黙って野放しにするわけにはいかないわ。
君には口封じになってもらうわ」
私は一瞬ひるみそうになったけれど、
未来とイフを見ながら、
「ああ、そういうことか」
と納得してしまい、
静かに口を開いた。
「口封じしていいわ」
カンツウォーネとクリチェートは驚いていた。
「本気なのか?」
クリチェートはそう私に問いかけた。
「そもそも、私を殺すなんてできないのだし、
家に帰ってもいづらいだけ。
騒ぎを起こしてほしいところがあるのよ」
その場にいたクリチェートとカンツウォーネは困惑している様子だった。
「このまま家に帰ってもつまらないし、
監禁するならそうしてちょうだい。
ただし、
命が保証される程度にね」
正直、
私は未来も過去もイフもわかるのだし、
平凡な日常だと退屈してしまう。
カンツウォーネが何者かは私の中ではわかっているのだし、
スリルがあった方が面白い。
「君、本当に何を考えてるの?」
私は考えながら答えた。
それも、過去とイフと未来を見ながら。
「考えてるというか、
ただ何が起こるかわからない展開を経験したいだけ」
養母といても疲れるだけだし、
彼女たちは私の能力に頼り切っている。
私が誘拐されている間に、
二人はどうしていいのかわからなくなって困惑する未来が見えた。
私はその場にいないので、
直接的に現場を見ることはできないのだけども。
こうして、
私とクリチェートはカンツウォーネに連れ去られるのだけども、
抵抗なんてしない。
私は部屋に閉じ込められる。
外から鍵をかけられたとしても、
私は能力を使っていつでも脱出できるとわかってる。
人生の攻略方法とかわかってるから、
ほんとつまらない。
ベッドとかないし、
薄暗いから、
私は床で寝る。
虫とかはいない。
これから虫がでてくる未来もイフも見たけど、
なかった。
過去に虫が発生したこともない。
クリチェートは私に声をかけた。
「最初から、こうなることはわかってたのか?」
「そうだね」
「わざと誘拐されるとか、どうかしてる」
「そうだね、私はどうかしてるのよ」
否定はしない。
この異能を得てからは、
たぶん普通と違う自覚はあった。
「今からでも脱出しないか?」
「脱出で最善のタイミングがあったらね」
「最善のタイミング?」
「そうよ」



