未来と過去とイフがわかるお嬢様の学園生活

 クリチェートから浴びせられる罵詈雑言を、
 私は半分ほど受け流していた。

「おぬし、
これは危険事態だ! そこを分かっておるのか?」

「普通を基準に考えたら、
そうだね」

 私のように未来も過去もイフも見えないクリチェートにとって、
 この状況は不安でしかないのだろう。
 私にとっては、ただのスリルでしかないのだけれど。