適当に入ったバ先が実はやばいところだった…‼

「じゃあ開店しまーす。美香ちゃん頑張ってねっ。」



『カランカラーン』

お客さん、来たのかな。

「いらっしゃいませーっ‼どーぞお好きな席へ。」

「矢神くんだあっ‼やったぁ嬉しいっ。はぁいっ。」

「ご注文は何にしましょーか。」

「うーんとねぇ…じゃぁぁ…フレンチトーストくださぁい‼」

「かしこまりました。フレンチトースト1つ~っ。」

フレンチトースト…。
簡単そう。

「この食パン切って焼いて。」

ええ、切るの⁉
私めちゃくちゃ下手だけど…。

「お前不器用そうだな。切るから焼け。」

優し。
不器用っていうのはちょっと失礼だと思うけどね。

「はい。10分セットして焼いて。」

「おっけー‼」

えーっと、10分だよね。
セット完了‼

まだ客は…一人か。

「ねぇーっ。莉乃寂しい。誰か話し相手なってくださいっ‼」

うわぁ。
面倒くさい客ですね。

「うーんどうしよう。誰がいいとかありますか?」

「じゃあかなたくんでっ。」

「かしこまりましたー。」

こういう仕事だったんだね。
カフェじゃなくて。
そうかそうか。
私は働かないほうがいいね。