映えるキミと恋をする


「ああ、小さい時に仲のいい野良猫さんがいて、よく遊んでたんだ。それで撫で癖みたいなのがついて、奏音やぬいぐるみ、今ではマネキンとかの頭撫でちゃうんだよね」


すんなりと、私の中でくすぶっていた癖の理由がこうもきれいに解消されるとは。






その後、紫音さんのお家にお邪魔してすぐ、私は見せたい物とやらを見せてもらった。


「えぇー……!?う、うそっ」

「ははっ」


見せる前に、紫音さんが記事に載りかけていたというから、どんな話だったのかとワクワクして受け取ったのに……見せてもらった途端、私のワクワクは消え、いっきに青ざめることとなった。

すでにさしおさえたと言う仮の記事には、



【人気インフルエンサーShinon 熱愛か!!?】


といった見出しで、紫音さんが私を抱きしめている写真がそれはデカデカと鮮明に載っていた。


「こ、こっ……これ……」

「あははっすごいよね、見られてたんだもん。僕もびっくりした」