「宅トレしてたらさ、外から独特なニャーンボイスが聞こえて。あ、マロ蔵だ!と思っておりてきたんだ」
「そ、そうだったんですか」
「……ニャァン」
低い。
低い猫の声からマロ蔵さんのダンディの意味が分かった。
「アパート全体で可愛がってるのはすごいいいですね。私も会うこと増えるかもしれないから、よろしくねマロ蔵さん」
「……ニャーン」
「僕が話しかけても無反応だったのに……ってあ!」
マロ蔵さんは私の足元へとのそのそと来ると、すり寄ってきた。
でもすぐに、紫音さんによって回収される。
「だーめ。望海ちゃんは僕の彼女なんだから。すりすりは無し。いい?マロ蔵」
「……フンッ」
「なっ……!?」
なぜか紫音さんにはふてぶてしい態度を見せたマロ蔵さん。
なんで!?とマロ蔵さんに聞くも、特に鳴くことはないまま。
でも憎めないと言って紫音さんはマロ蔵さんを撫でていた。
そこで、撫でる癖、について話をしてみることに。
「あの紫音さん、前に撫でる癖があるようなこと言ってましたけど……それって」



