なんて思ってしまうも、正直嬉しい。
単に大学行って未来が見えないなら、紫音さんのカメラマンを目指すのもありかも、って。
お飾りのカメラマンじゃなく、ちゃんとしたカメラマンを。
「それなら……前向きに、考えようかな」
「え?本当に!?」
「はい。お母さんたちはちゃんと話せば分かってくれるのタイプですので。それに大学でいいのかって今も言ってくれてますから」
こういう経緯でカメラマンを……という話をきちんとすれば、大丈夫。
反対や否定はされないだろう。
「僕も必要なら話しに行くから。いつでも言ってね」
「はい。ありがとうごさいます。その時はお願いしますね」
「うん」
進路については進捗具合を連絡することを約束して、紫音さんと今日のところはバイバイすることに。
手を離すまで『ううー』と唸っていたけれど、名残惜しいのは私もだと私からソフトにハグをして喜んだ紫音さんは私を見送ってくれたのだった。



