映えるキミと恋をする


「僕の彼女さんになってくれる?」

「……はい」


頷きとともにぎこちなく抱きしめ返すと、ふへへっと紫音さんは笑う。
しかしどれくらいこうしているのが普通なのかと頭で考えていれば、


「進路……漠然と大学なら、僕のそばにいて」

「え?それってどういう……」


囁かれた言葉の意味に首をかしげると、少し離れた紫音さんは真面目な面持ちになっていた。


「なんとなく大学じゃなくて、僕の専属カメラマンしてほしいってこと」


セン、ゾク?


「……い、いや!?それは」

「嫌?」

「嫌じゃないです!でも、専属となると技術とかカメラとか……求められるわけで」

「それはゆっくり僕を撮りながら身につけていけばいいよ。もし、検討してくれるなら僕は事務所に話を通す」


じ、事務所!?


「望海ちゃんをカメラマンにしてくれたら、モデルや広告、イベントだってこなしまーすってね。それに……もし望海ちゃんが大学に行ったとして、他の男の子にちょっかい出されるの嫌だもん僕」


そっちが本音では……?