「……望海ちゃんが好きだよ。大好き。これからも僕とに居てほしい。人見知り発揮しないの、望海ちゃんにだけみたいだから」
緊張まじりの笑みが、私に向けられている。
その事実をゆっくり噛みしめるように、頷いて、何度も小刻みに頷いて、
もう一度心もとないけれど、自分なりの勇気を出して、気持ちを伝えることに。
「私も、紫音さんが……すっ……好き、です……」
このわずかな言葉だけで、喉から水分が消えた。
でもそんなこと今は構いやしない。
私の気持ちが紫音さんに伝わってくれたら、それでいいのだから。
緊張であらゆるところが震えてる。
紫音さんの私の腕を掴む手も震えている。
真っ直ぐとお互いに見つめあって、気持ちを伝えた。
紫音さんはしばらく目を丸くして、私と同じように何度も頷くと、今までで一番の笑顔を見せてくれた。
そしてすぐ、思いきり私を抱きしめる。
「わっ」
手先にも力が入らなくなって紙袋が落ちていくも、紫音さんは構わず苦しいくらいに抱きしめてきた。



