「……私、紫音さんと次の約束をすることが嬉しかったんです。また会えるんだって」
「僕も。同じことを思ってた。ご飯も服選びも、イベントの時も……望海ちゃんと会いたいから、話したいから約束って形にしてた」
紫音さんと私と同じ気持ちで……いてくれたんだ。
「それに今日のことをデートってあえて言った時、望海ちゃんは嬉しそうに頷いてくれて。……もしかしたら、僕だけが気持ちを向けてるわけじゃないのかもって……それをゆっくり知っていこうって思ってた。けど……」
私が、大学のための勉強があると言ったから……。
「会う機会も減ってって、おまけに大学での出会いで、僕のことなんて忘れていくんじゃって思ったら……今言わなきゃだめじゃん!って気持ちになったから……」
これ、私泣かなくていいのかな。
私の都合のいい勘違いじゃなければ、この悲しくて流れそうな涙は引っ込んでくれるはず。



