映えるキミと恋をする


「はあー楽しかった。どう?僕ちゃんと選べたかな」

「はい、着るのが楽しみです」


渡してくれる紙袋を手に今日の感謝を込めて笑顔で頷いてみせた。


「なら良かった。ありったけのお金って言ってたけど本当に沢山持ってきたからびっくりしたけどね」

「それくらい意気込んで来ましたから。……とは言っても、これから私服の時間は減っちゃうかもなんですけど」


私の言葉で紫音さんが首をかしげ、私は苦笑いを返した。

「はい……一応、受験生なので。とはいっても、とりあえず大学行っとこうって感じなんです」

「大学……」

「もう周りでは猛勉強中!って子もいて……私も見習ってやらなきゃだなと。一応、普通にしていれば入れるところを志望してはいるんですけど」

「その大学って……県外だったりする?」

「いえ、お金がかかるのもありますけど離れたら私が寂しくなりそうで……県外は予定していせん」


そう考えると、県外一択の子たちは本当にすごいと思う。