「かわいいアレンジだね……うんうん、似合ってる」
「あ、ありがとうごさいます」
まじまじと見られると、恥ずかしい……。
「それなりに空気は冷たいけど晴れてるし!二人でいい日にしよーね。ってことで服選びにれっつごーっ」
大型のショッピングモールの中、歩きながら紫音さんは鼻歌を刻み、途中途中のお店で可愛い小物や食べ物の話を挟みながら、寄り道したりして、アパレルショップをいくつか回ることに。
「……ふむ。こっちもありだしこれも……」
紫音さんは腕にいくつか服をかけながら、また目についたものを手にとっては私に合わせて頷く。
「これ……うん。これだ!一番似合う」
こっち来て!と鏡の前で服をあてては『本当だ!』『でしょ』と楽しく会話をして、私の予算に合わせた服を選んでくれる。
三店舗めくらいに、試着しておいでと言われて二種類のセットアップを着たら、それを見た紫音さんは『どっちもいい……ふむ』としゃがんで頭を抱えていた。



