顔には出さないようにしつつも、心が弾む。
「だから……次も僕と会ってくれる?」
私の顔を覗き込むようにして、紫音さんの大きな瞳が私を見つめ、目が合った瞬間に嬉しいと思っていた心が、違った意味で弾んだ。
ドキッと──
単純な嬉しさではなく、紫音さんへの想いがあるからこそ、意識しているからこその、
一度の鼓動があまりにもすごく高鳴った。
その高鳴りにおどろいて固まりかけるも、軽く胸を撫でて、お願いすることに。
「是非!お願いしたいです。お小遣いありったけかき集めてきますから……!」
「いい意気込みだね!じゃあその日はばっちり選ぶから、望海ちゃんは大船にのったつもりでいてよ」
「はいっ」
軽くお店をまわりながら、紫音さんのスケジュールを見せてもらい、この日にしようと予定を合わせた。



